ホワイトペーパーって一体なに?

中級者になろう

 

仮想通貨を調べていると度々目にする「ホワイトペーパー」という言葉。

あまり馴染みのない言葉ですが、今後仮想通貨を始めるにあたりかなり大切なポイントになってくるので、本日はホワイトペーパーについて紹介していこうと思います。

ホワイトペーパーとは一体なに?

 

ホワイトペーパーは、株式取引などをやっている方は聞いた事がある人は多いと思いますが、実際どのようなものなのか詳しく知っている方は少ないと思いますので、ホワイトペーパーとは一体何なのか説明していきます。

 

ホワイトペーパーは和訳するとその名の通り「白書」です。元々イギリス政府の発行した報告書が白かったところから「ホワイト(白)ペーパー(書)」と呼ばれるようになり、政府の出す公開文書の事を指すようになりました。

 

そこから「企業が発行する報告書」も「ホワイトペーパー」と呼ばれるようになり、

そして現在、「仮想通貨の報告書」も「ホワイトペーパー」と呼ばれようになったのです。

 

 Wikipediaではこのように説明されています。

“ホワイトペーパー(white paper)とは白書のことであるが、近年、ホワイトペーパーという用語は、政府でない何かを議論する文書という意味でも使用される。この項目ではそのような文書について記述する。

 

多くのホワイトペーパーは特定の技術と商品の利点を支持する。これらのタイプのホワイトペーパーはたいていマーケティングコミュニケーションのための文書であり、調査された問題またはトピックと関連している具体的なその会社のソリューションまたは製品を売りこむようにデザインされる。マーケティングの道具として、これらの書類が、いつも、話題、製品、またはテクノロジーとの、その会社の関与と関連したあらゆるネガティブな面を最小化し、執筆もしくは後援している会社に好ましい情報を強調するであろうということに注意することは重要である。そのようなホワイトペーパーは、手本を収集し、指導者を設立し、あるいは販売を終了するために使用される。これはホワイトペーパー(白書)の本来の使用法とまったく違う。”

 

(出典):Wikipedia

 

なぜ仮想通貨にホワイトペーパーが使用されているのか

 

仮想通貨にホワイトペーパーが使用された発端は、2008年10月31日にSatoshi Nakamotoと名乗る人物がビットコインホワイトペーパーを公開したことが最初と言われています。

 

そこからビットコインに倣い、仮想通貨のホワイトぺーパーはどのような仮想通貨を作るか、プロジェクトの企画・構想がどんなものなのかを説明するための公開文書として使用されるようになったのです。

 

ビットコインのホワイトペーパー

 

実際にホワイトペーパーとはどんなものなのか、ビットコインを例にとって見ていきましょう。

 

匿名の人物サトシナカモト氏によって書かれたビットコインの原論文がこちらです。

 

ビットコインのホワイトペーパー「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン:P2P電子決済システム)

 

目を通して見ても全部英語のためよくわからないと思いますので、簡単に内容を説明すると、

 

・金融機関などの第三者を通さず低コストで取引できる電子マネーのアイデアについて

 

・中央にサーバーを置かず、ネットワークで接続された端末同士でデータをやり取りするピア・ツー・ピア(P2P)について

 

・プルーフ・オブ・ワークにより取引情報の改ざんを実質的に不可能にする仕組みについて

 

以上のような革新的なアイデアが記されています。

 

原論文では他にもビットコインの根幹システムである「ブロックチェーン」や「マイニング」についての記述があります。

 

上記のように仮想通貨のホワイトペーパーに記されている事業内容やプロジェクトが素晴らしければ将来性を見越して資金を投入する人達も増えていくのです。

 

ホワイトペーパーの重要性

 

ホワイトペーパーはICOというものにも使われており、非常に重宝されています。

ICOについて分からない方はこちらをご覧下さい。

 

ICOとは一体何なのか?

 

投資家達がICOをするか否かを決定する際にホワイトペーパーは非常に重要な指標となります。

 

ICOはサービス開始前に資金を調達するためのもので、資金を集めるだけ集めてサービスの開発がなされない、そもそも開発する気がないなどの詐欺的な問題が発覚する事がありますが、ホワイトペーパーを読むとそのようなリスクを認識する事ができるのです。

 

現在、仮想通貨のほとんどがビットコインの技術を参考にして成り立っているため、ビットコイン以外の仮想通貨の理解を深める為にも、最低限ビットコインのホワイトペーパーはしっかりと読んでおく事をオススメします。

 

ホワイトペーパーを読んでみて、「怪しいな」「本当に開発は進んでいるのか」などの違和感を感じたらそれは要注意です。ICOだけ行って、またコインを上場だけして後は開発を行わない、なんてことが多くあります。

 

ホワイトペーパーの内容が必ず実現するとは限らない事を頭の中に入れておきましょう。

 

ある程度ホワイトペーパーを読み、その内容の意味が分かるようになるまでは初心者の方はICO等の投資は行わない方が無難でしょう。

 

<まとめ>

 

・ホワイトペーパーは仮想通貨の報告書なので通貨を購入する前に目を通しておく事
・ビットコインのホワイトペーパーは必読!
・ホワイトペーパーはICO詐欺などのリスクを軽減する大切な指標

 

基本を学んだら自分が仮想通貨に求めることが見えてきたことでしょう。
ここでは初心者が仮想通貨を知る上で気になるワードを解説し、仕組みなどを学ぶことができます。