仮想通貨とは一体何なのか?

初心者の方へ

最近よく耳にする「仮想通貨」ですが、実際の所仮想通貨の事を詳しく知っている人は少ないです。「聞いたことあるだけでよくわからない」、「単語だけなら少しくらいわかる…」という人がほとんどでしょう。そんな人たちのためにこの記事では仮想通貨について詳しく紹介していきます。

仮想通貨とは

仮想通貨とは一言で表すと「世界中とつながっているインターネット上のお金」です。

インターネット上でしか取引が出来ないため、紙幣や硬貨のような実物は存在しない「電磁情報」なのです。

英語では「crypto currency」、日本語だと『暗号通貨』や『デジタル通貨』とも呼ばれています。基本的にウェブ上オンラインサービスで取引をするものであり、貨幣価値があるとされています。

海外との取引の際に手数料があまりかからず、国ごとの貨幣価値(為替)の差もそれほど生まれないため、世界共通の単位のお金として使えるとても優秀な発明なのです。

他にも仮想通貨の優秀な特徴としては

  • 法定通貨と換金性がある。
  • 暗号化と分散化技術で、通貨の改ざんなどの不正や消失を防いでいる
  • 特定の国家や銀行に依存しない

など様々なメリットが存在します。

そのため仮想通貨の登場は『第3のIT革命』と呼ばれています。

『第1のIT革命』 パソコンの登場
『第2のIT革命』 インターネットの登場
『第3のIT革命』 仮想通貨の登場

パソコン、インターネットは今や私たちの生活には無くてはならない存在となっています。
すなわち、仮想通貨も近い将来パソコンとインターネット同様、無くてはならない存在になると考えられます。

仮想通貨の歴史

ビットコインはどのようにして生まれてきて、どのように成長してきて、どのように皆さんに認知されてきたのかをご紹介しようと思います。

仮想通貨の始まり

ビットコインとは、2008年に(サトシ・ナカモト)Satoshi Nakamotoという謎の人物の名前で発表された論文(Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System) (ビットコイン:P2P電子マネーシステム)をもとに、その論文に興味を持った有志のプログラマーたちが時間をかけて開発された通貨なのです。

ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトは
謎の人物であり、日本人のような名前ではありますが国籍、年齢、性別などすべての正体が謎に包まれています。個人なのか、組織なのかさえもわかっていません。

ビットコインが初めて使われ日

ビットコインが初めて取引されたのは2010年5月22日、
なんと2枚の「ピザ」を購入するためでした。
あるエンジニアが「誰かビットコイン1万枚とピザを交換してくれませんか?」と暗号通貨のメーリングリストに投稿したところ、その投稿に興味を持ったプログラマーが面白半分でピザ屋に注文して家に届け、1万ビットコインと交換しました。

これがビットコイン取引の始まりと言われています。
このピザという「モノ」とビットコインが交換できたことにより、ビットコインは初めて「価値」を持つことになります。

本日のビットコインの価格は100万円なので、なんと現在の価格で換算するとピザ2枚の価格が100億円ということになります。凄まじいですね。

現在、5月22日は「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれ、ビットコイン関係者の間ではお祭りの日になっているようです。

マウントゴックス事件

マウントゴックスという単語を聞いたことがある人は少なくないと思いますが、このマウントゴックス事件によりビットコインの認知度が急上昇します。

2014年2月頃、当時世界最大の取引所であったマウントゴックス社がハッカーにビットコインを盗難されるという大事件が起きました。この事件でマウントゴックスは85万BTCと現金28億円を失ってしまい、事実上経営破綻に陥りました。

このハッキングの真相はシステムの不具合を利用してサイバー攻撃を受けたことからコインが不正流出したものであり、この事件でいかに仮想通貨というものが怖いものなのかを日本中に拡散した事件となったのです。

最終的には、民事再生法を申請したマウントゴックス社は経営破綻し、ユーザーたちは損失を被る結果となったのです。

この事件により「ビットコイン」の信用性がガタ落ちしてしまい、世間から「危険なもの」というレッテルを貼られてしまったのです。

しかし、ビットコインは盗まれたのではなく、横領されたという事実が判明しました。
しかも横領したのがマウントゴックスの社長、マルクス・カプレスだと言われています。

結局マルクス・カプレスが逮捕されてこの事件は幕を閉じました。
マルクスがしでかした周りへの損失は計り知れないものがあるでしょう。

電子マネーとの違い

ビットコインを電子マネーだと勘違いしている方が結構いるようですが、そもそも性質自体が異なる全くの別物なのです。

電子マネーにはSuicaやEdyなど様々な物がありますが、
それらは特定の企業が発行しているお金です。

電子マネーを使用するには、事前にカードへ現金をチャージ(入金)します。
その入金した分だけ、買い物や交通機関への支払いになどに使用することが可能となります。カード1枚あるだけで今まで財布からお金を出して、硬貨を数えたり計算して支払をしていたのが、わざわざ財布からお金を出す必要がなくなるのは大きなメリットですよね。

ただしこの場合、チャージしたお金が「円」なので日本国内でしか使用することが出来ません。

それがビットコインの場合は世界中どこでも使用出来ます。
ビットコインは世界共通の通貨なので、国に縛られる事がありません。
ビットコインは特定の企業から発行されてるものではないので、非中央集権的な運営がされています。

SuicaやEdyはICカードを発行され、そのカードに金を入金して使用しますが、ビットコインにはICカードは発行されません。ウォレットという場所に保管して必要になったらそこからお金を送金して使用するのです。

要約すると、

電子マネー 仮想通貨
特定の企業から発行される 特定の企業から発行されていない
チャージした通貨の国でしか使うことが出来ない 世界どこでも使用することが出来る
ICカードが存在する ICカードが存在しない

ということです。

仮想通貨の魅力

上記では電子マネーとの違いを説明させて頂きましたが、そのほかにもビットコインには様々な便利な面が存在します。

*世界のどこでも使用することが出来る(国に縛られない)

こちらは電子マネーとの違いでも説明させて頂きましたが、日本円やドルは、そのお金を発行している国でしか使えませんが、ビットコインは世界中のどこでも利用すること可能なのです!

*法定通貨とのやり取りが可能で、仮想通貨を法定通貨に換金できる

ネット上の取引所を使用し、仮想通貨を円やドルに換金可能!

*通貨としての安全性が保たれている

ブロックチェーン技術や、P2P分散化技術などの新たな最新技術によってデータの改ざんや消失を防いでいる

*特定の国家や銀行(金融機関)に依存しない

円やドルといった通常の法定通貨は、国や銀行が発行して、国がその通貨の価値を保証しているため価値が成り立つが、ビットコインは「ビットコインが稼働しているシステム」自体が信用されているためそこに価値が生まれているため、国に縛られない。

*海外送金が低コストでスピーディーに可能

海外に送金したい時に、インターネット上にあるビットコインは通常の送金よりも低コストでスピーディに取引することが可能。

上記以外にも様々な画期的な能力を持つのが仮想通貨なのです。
ビットコインは今までに無い画期的な発明なので、その可能性は留まることを知りません。

既に仮想通貨は様々な場所で使われ始めている

現在、実際のお店で支払いに使えるのは仮想通貨の中で代表的な「ビットコイン」や一部の通貨のようですが、イーサリアムと呼ばれる仮想通貨の店舗決済サービスも開始するので、利用できる仮想通貨の種類も場所も一気に増えていくと予想されます。

家電量販店として有名な「ビックカメラ」や「コジマ」もビットコインで買い物が可能になってきており、年内には約10万のお店で仮想通貨決済が利用できるようになると言われています。

2017年は法整備も進み、取引所の登録制が導入されたり、ビットコイン購入時の消費税が撤廃され「支払い手段」として認められるなどビットコインがどんどん日常的なものになってきていますね。2018年は一体どこまでビットコインが世間に認められて、使える場所が増えていくのか楽しみですね。

今後の生活に仮想通貨が必需となる未来もそう遠くないと考えられるでしょう。

仮想通貨について何も知らない方が、何から知れば良いのか順序立てて解説していきます。
基本の情報から投資の方法まで、仮想通貨の基本を学ぶことができます。