Komgo SAとは
世界の15の銀行、商社、検査会社がKomgo SAを立ち上げました。
スイスのジュネーブに本社を置くこのベンチャーは、ブロックチェーンベースのオープンプラットフォームを通じて貿易およびコモディティの財務プロセスをデジタル化し、これらの業務の処理方法を変革します。
Komgo SAの立ち上げには、ABN AMRO、Citi、BNP Paribas、CréditAgricole Group、Societe Generale、ING、Shell、Gunvor、Koch Supply&Trading、Macquarie、Mercuria、MUFG Bank、Natixis、Rabobank、SGSがサポートし、今年末までにプラットフォームを開始する予定です。
当初は、北海の石油貨物である第1次貿易作業で、Komgoがエネルギーに使われます。
2019年以降、このプラットフォームの使用は農産物や金属製品にまで拡大します。
Komgoは、2018年末までに2つの製品を発売する予定です。第1の製品はKYCのプロセスに焦点を当てます。
15社のサポーターは、文書の交換がブロックチェーン上で行われるため、中央元帳の使用を避けたいと考えています。
第2の製品はデジタル信用状になり、Komgoの顧客銀行に商品取引所や他のプラットフォームがデジタル取引データと書類を提出できるようになります。
Komgoの上場株主の多くが管理するエネルギー取引会社VAKTと協力します。
VAKTは2017年に設立され、ブロックチェーンに基づいた商品指向のポストトレード処理システムを構築しました。
関係者の声は…
Komgo SAのCEOであるSouleïma Baddi氏は
「Komgo SAの立ち上げは、業界の革新に対する共通のビジョンを強調し、会員間の商品取引における真のオープンでより効率的なネットワークを構築するための継続的なコミットメントを強調していく」
と述べています。
VAKTとのコラボレーションの他に、Komgoは、ニューヨークに拠点を置くブロックチェーン開発を行なっているConsenSysと協力してプラットフォームを構築します。
イーサリアムの共同設立者でもあり、ConsenSysの創業者Joseph Lubin氏は
「主要な商品貿易金融銀行とコモディティ・ハウスが集まり、信頼性、監査性、および業界全体の貿易融資へのアクセシビリティを根本的に簡素化し、効率化を可能とするKomgo SAを創り出すことを期待しています。」
と述べました。